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「いや~、俺はどうしても1講座に2時間近くかかっちまうなぁ。」
「かかったって良いじゃないですか。別に競争してるわけじゃないんだから。」

と言う事で、生徒Aさんの希望で授業は10分程残し終了。
その後他に誰も生徒が居ないので、喫煙スペースに移り一服。

一服しながらの雑談で、私の前の仕事の話やこの教室の話等したのですが、「先生は商売人じゃないなぁ、そんなこと言ってたら儲かんないよ。」
「儲かんなくても良いんですよ、生徒さん達に喜んでもらえたら。喜んでくれる生徒が増えれば、収入も自然に増えますよ。もしそうならなくても私に力がないと言う事なので、次のステップに繋がりますから。」
「よし!俺がスポンサーになって先生にお金を出すから、理想の教室を造ってやってみなさい。」
「またぁ~、私のスポンサーになったってお金は戻ってきませんよ。Aさん仰ったじゃないですか、先生は商売人じゃないって。」
「あはは、そうだな。じゃ、来月分の授業料を払って帰るか。」
「毎度あり~。」

パソコン教室の講師は全国に多くいますが、冗談とは言えスポンサーになってくれると生徒に言って貰った講師はそう多くはいないのではないでしょうか。(笑)