どの商売も大変ですね

ある生徒が、「秋になると収穫祭をするんですが、商品が安すぎて売っても儲けが出ないから、適正価格で販売しようと問屋が売価を上げたんですよ。」
「はいはい」
「けど値上げ後以前の様に売れないせいか、この収穫祭を前にお得!とかセット販売とかにして、適正価格と言われた値段をはじめから値引きして販売する事を各お店は始めたんですよ。」
「ほ~。」
「それが各お店で価格や内容が違うし、以前の値段より安い価格のお店もあるもんだから、適正価格なんてものはおっかなくて売り出しチラシに出せないですよ。いや~このままだと事実上オープン価格になっちゃうんじゃないかと心配しちゃいますよ、まったく適正価格って何なんでしょう。」
「なるほどねぇ、”価値ある商品”なら自信を持って適正な価格をお客さんに提示して、その価格に見合う内容や味だと納得してもらえるでしょうが、同じ商品でもそう思わないお店は安売りになるんじゃないですか。そして大多数のお店が下げた場合、下げた値段が適正価格なんですよ、残念だけどきっと。」

なんて話がありました。