今日、午後2時過ぎに電話のベルが鳴りました。
私もこの電話が鳴るのを待っていたのです。
「先生、合格したよ」
「よし!良くやった。で、何点だった?」
「700点台だった」
「いやいや、それでも良くやったよ」
という会話だったのですが、今回のチャレンジャーは山根俊(小学校6年生)です。
この日記に何度となく登場し、地元新聞にも以前記事として取り上げられた彼です。
これで彼は、ワード、エクセル、パワーポイントのスペシャリストになったわけで、一応小学生時代の彼の目標は達成しました。
しかし、彼は一度エクセルの試験に落ち、生涯はじめての挫折を味わっているのです。
その時私は、小学生のエクセル挑戦に無理なものを感じていたので、中学生になってからの挑戦を勧めたのです。
だって財務関数だの構成比率だの、小学生には理解できないだろうと思っていたのです。
だから一回目の挑戦の時、正直”絶対合格”なんて気分に私自身がなっていなかったのです。
二回目の挑戦の準備を始める時、お母さんにも教室に来てもらい、二人に対し今回の結果について謝罪した後、リベンジに対する本心を聞き、これからの指導方法について説明しました。
この次は”絶対合格”が目的なので、「以下と未満の違いはさぁ・・・」「年利って言うのはさぁ・・・」とかなり口うるさい授業になりました。
きっと辛かったと思いますよ。時々教室に送って来てもらった車から何分も降りてこなかったり、授業中に気が入っていなかったりね。
大人だったら嫌気がさして辞めてたかもしれません。
それに耐えた彼は、今回見事に合格し、「なんか嬉しくて、すぐに電話したかった!」と言ってました。
合格した彼、この後の授業は、お母さんからのご褒美「水彩7」になります。