緊張の一瞬

先日、当教室で三種類の資格を取得し卒業したAさん(20代)が、突然教室にやって来ました。
彼女は入会した翌日に「BUNちゃん先生教室訪問」があり、それに参加した時、「昨日入会したの!それなら僕が誰だかわからないよね。君は美人だから、社長秘書なんか似合っているんじゃない」とBUNちゃん先生に声をかけられた彼女です。

「先生、お久しぶりです。元気でした?」と言いながら入ってきたのですが、何と!受けた会社から携帯にかかってくる就職試験の合否発表を私の教室で聞きたかったと言うのです。

たまたま彼女の後に、教室に遊びに来た生徒さん(以前、私に苦言を呈した50代)と一緒にその瞬間待ちました。

が、三人の話が盛り上がり?彼女の携帯の着信履歴を見るまで連絡が来ているのに気がつきませんでした。

さて、いよいよ彼女は震える手で、相手企業に電話をしました。
話す言葉は震え、表情もこわばり、本当に緊張しているのが分かります。

最初に出た相手は担当者ではなく、人が変わり何やら彼女は言われているのですが、「はい、はい」としか答えていないので、まだ私達は???

「どうもありがとうございました」という声と当時に、彼女の表情が、正にパッと明るくなりました。

電話を切ると「先生、合格した!!!」

「よっしゃ!」久々に火山が噴火するような感情の高ぶりを感じました。

その後1時間ほど生徒のいない教室で、「会社」について私の講演会が続きました。

「先生、この教室に来て、私本当によかった。前に約束した通り、就職が決まったから落ち着いたら簿記講座を受けに来るね」と彼女は言って去りました。

この教室、開校してよかった。