よっ!オタク青年

夜、暗くなってから教室の入口付近をウロウロする不審な人影。(普通じゃない動きなんです。)
生徒が勉強しているので、気にはなるのですが声をかけずに居ました。

しかし、5分以上ウロウロしているので、
「どうしたい?パソコンで困ってる事でもあるのかい?」
と声をかけました。
「あっ、いえ、その・・・、聞きたい事があるんですが・・・。」とくわえ煙草の彼。
「まぁ中に入りなよ。おっと煙草は消して入れよ。」
という事で入って来た彼は、一言で言うとオタ臭プンプンの今時これほどまでにイメージ通りのオタクが居るの?と思えるほどの雰囲気(18~22歳ぐらいと思われます)。

丁度生徒の授業が終わり、5分後には彼と2人きりになったので話を聞きました。
要約すると、古いパソコン(どっかのオリジナルPC)をゲーム用にパワーアップしたいとの事。

おっと!FC本部から電話が入りました。(丁度その頃ね)

で、電話の後面白そうなのでネットで部品の検索をし(けど彼のパソコンのスペックが分からないので、大まかにね)、話している最中唐突に「先生って恐そうに見えるけど、そうじゃないすね。」
「あったりまえよ!けどそう見える?」
「パソコンの先生で、丸刈りは居ないんじゃない?」
「ま~ね。」
なんて話しながら、
「ここまで金かけるなら、うちでパソコン買った方が安いかもね。」
「いくら位ですか?」
「85000円の予算があればノートが買えるぜ。」
「マジっすか!」
「マジっすよ。」

って事で3ヵ月後に買ってくれると言ってました。(マジっすか?)