先生の前ではいい子

ほぼ1年ぶりに教室にやって来た、卒業生のAさん(50代女性)。

「ご無沙汰してます。あの~私のパソコン、ひどく遅いんですけど先生診てくれる ?」
「了解!でどんな風に?」

という事で、Aさんのパソコンを起動。
ワードを立ち上げ、Aさんが開くのに時間がかかったというデータをクリック!
間髪置かずにスパッと御開帳。

「全く問題ないよ」
「おかしいなぁ?調子いいなぁ」
「そんなもんなんだよね。調子が悪いと思って診てもらうと問題なしって事は良くあるよ」
「・・・・。このパソコン、先生の前だといい子なんだわ」
「そうそう、おれの前だといい子になるパソコンは多いよ。人間だとダメだけどね」
「良かった、何でもなくて・・・。調子悪くなったらまた来るわ」
「調子良くても遊びにおいで、コーヒー煎れとくから」

という事で、Aさんは帰って行きました。
もしかして、俺って超能力持ってんのかなぁ。